大阪の漢方薬膳教室

大阪北摂で薬膳教室を開いています。 四季と共に薬膳の情報をお伝えしていきます。

カテゴリ: 食材INDEX


・美容とダイエットに甘酒・・・意外な歴史とは!?


こんにちは。
大阪の漢方薬膳教室の弓削です。


甘酒がブーム!?

少し前まではお祭り以外には飲む機会がなかった甘酒ですが、
脱水時の水分補給にだけでなく、美容やダイエットにも効くことがわかり、
子供から大人まで幅広く飲まれるようになりました。


きっかけは東日本大震災で、原発事故が起こり、
夏場の電力が不足して日本全国で家庭のクーラーをセーブしましたね。 
暑い夏、クーラーを使わずに体調を崩さないよう過ごす昔の知恵として、
甘酒に注目が集まりました。
江戸時代、クーラーが無かった時代には甘酒で水分補給をしつつ涼をとっていました。
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 「飲む点滴」と言われるほどの栄養価の高さと、
脱水状態でも吸収しやすい甘酒を多くの人が買い求めました。
高齢の方に甘酒を勧めたのを私も覚えています。


その時に甘酒を始めて飲んだ人が、
体調が良くなったり、美容面で肌や髪質の変化を感じ、
継続して飲み続けた結果、年々甘酒を飲む人が増えてきています。


甘酒の歴史

甘酒の歴史はかなり古く、今から2000年以上前
前漢の時代(三国志の前の時代、日本では弥生時代です。)
劉邦というのちの皇帝になる人の弟、劉交という人物が、
甘酒が好きすぎて、常に持ち歩いていたという記録が残っています。
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ただ中国では一度、酒造の文化が途絶えてしまっており、
麹や酒粕を使った甘酒は、清の時代(江戸後期ですね。)まで作られることはなかったようです。


日本では甘酒は古代から現在まで、ずっと受け継がれてきた歴史があり、
特に江戸時代になると、夏バテ防止のために露天商が甘酒や冷やし飴を売っていた記録が残っています。


甘酒の効能

甘酒は麹から作る方法と酒粕から作る方法の2種類がありますが、
美容やダイエットの観点から考えると、腸内環境をよくする微生物、ビタミンが多く含まれる 、
麹から作られた甘酒がオススメです。

美肌を作るのはミネラルですが、ミネラルは単体でとっても吸収しにくい栄養素、
ビタミンB群と一緒に摂る必要があり、食品から摂ろうとすると野菜や魚をけっこうたくさん食べないといけません。
麹から作られた甘酒にはビタミンB群が豊富に含まれているため、ミネラルの吸収を助けてくれます。
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整腸作用もあり、生姜を入れて飲むことで血行も良くなることで、
新陳代謝もあがることで、ダイエットにも最適でしょうね。
カロリーが高いので、大量に飲むのは避けたいですが、おちょこ一杯を毎日続けることで効果は実感できるでしょう。


甘酒の造り方

炊飯器で作れるそうですが、
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我が家には発酵器がありまして、
それを使って作ってみたいと思います。
また作れたらブログ上でも書いてみますね。



甘酒は一過性のブームで終わらずに幅広い年齢層に支持されています。
甘酒は苦手と言う人が多くいますが、実は酒粕から作った甘酒が苦手・・・という場合が多く、
麹から作った甘酒を知らない人が実際は多いようです。
食わず嫌いの方こそ一度甘酒を試してみてほしいと思います。


①当帰について
②当帰の名前の由来
③ただの生薬ではない?!中国では【当帰文化】となっている



①当帰について

薬膳で女性疾患を治そうと考えたら、外すことができない食材です。
一般のスーパーなどでは売っていないので、使いたい方はインターネットで買うしかなさそうですね。


気・血・水の中でも【血】を補う作用のある食材。
血虚の状態に効きます。


煮出して使用するのですが、独特な風味があるため、好き嫌いがはっきり分かれます。
もし当帰の香りが好きと感じたら・・・血虚傾向と言えるでしょうね。

当帰

【性味】
甘辛,温
【帰経】
心、肝、脾経
【効能主治】
補血和血,調経止痛,潤燥滑腸。
【主治】
月経不調,経閉腹痛,崩漏;血虚頭痛,眩暈, 痿痺;腸燥便難,赤痢後重; 痈疽瘡瘍; 跌撲損傷


原因不明の月経過多の方が多いですが、血を補いながら止めてくれるので、生理が楽になりますよ。
また慢性下痢など大腸の不調にも効きます。

 
②当帰の名前の由来
 
【由来】
1.出産後の悪血の上衝(産後のノイローゼ)の効果のある薬草として認識されていた。気血の乱れを整え、それぞれの臓腑に戻すという意味で『当帰』と呼ばれるようになった。
2.当帰とは夫を思うという意味があります。
当帰を服用することで体調を整え妊活することで夫の帰りを待ち、子づくりするという意味で「当帰」と呼ばれた。
3.甘粛省が産地。唐の時代この付近は『当州』と呼ばれていました。古くは“焼当羌”族が定住しており、この血で生産されていた薬草のことを蕲(qi)と呼んでいました。古代は「蕲(qi)」と「帰」が同じ発音だったことから『当帰』と呼ばれた。


③ただの生薬ではない?!中国では【当帰文化】となっている

 
【当帰文化】
当帰は中国では薬としてだけでなく、古代から脈々と受け継がれてきた中国文化の一部として大切にされており、「当帰文化」と呼ばれています。
色々な逸話がありますが、特に有名なのが三国時代の姜維と母親のお話です。

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 【故事】
三国志の姜維のお話。
姜維が蜀である諸葛孔明に投降した後に、魏に一人残された母親が「当帰」を姜維に送りました。
姜維は母から送られた当帰を見て母親に“良田百頃,不在一苗(母);但有遠志,不在当帰”(良い田んぼに,苗はなく、志し有るものに,当帰はない)とした手紙を送りました。
姜維の母親はその手紙を読むと、「良い田んぼ」つまり蜀という正当な漢王朝を復興させたい「苗」姜維の考えを知り「当帰」母の待つ故郷である魏には帰らないという決心を受け入れることにしました。
以後は母親は魏から請われても手紙を一切書かなかったと言います。


当帰は中国では母と子の結びつきをあらわしており、ただの生薬という範疇をこえた存在として大切に扱われています。



 
 ◇4月の薬膳教室のお知らせ◇(決定分)

〇女性ホルモンを調える漢方茶講座
4月16日(土)
時間:10時~12時
定員:12名→7名



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